
「人に会いに行きたい熱が加速してるんです」
そんな一言から始まった磯貝の話。植物の研究で博士号を取った磯貝は、一人黙々と研究するのが好きなタイプだ。リバネスに入ってからは、もちろんひきこもってばかりはいられないし、色々なところへ出て行って仕事もすれば、営業にも行かなくてはならない。しかしそれも、今までは自分が先陣を切って外に出るという動きではなかったと振り返る。
元々文字が書きたいといって入社してきた磯貝は、社内にあるサイエンス記事を書き、編集し、出版するという立ち位置でずっと仕事をして来た。どちらかと言うと部屋にこもって文章を書くタイプの人材だ。(もちろん取材には行く)
2012年が始まってすぐ、ひょんな事から自分で動き外に出るきっかけが訪れた。ある一つのプロジェクトで外部の人達と関わるようになってから、トントン拍子に自分の先に道が現れるようになったらしい。
今はもっといろんな人に会いたい。その為の時間がもっと欲しいと著者も驚きの変わりようだ。
Connecting the Dots
かつてスティーブ・ジョブズは、今残した点のような出来事が、将来どこかで繋がる日が来るという話をしたと思うのだが、磯貝の話を聞いていて思ったのはこれだ。今までやってきた蓄積が、今起こしているアクションによってつながった。そんな瞬間を今体験しているのではないかと。人材開発事業部に異動になったのが、昨年夏。そこから積み重ねてきた経験が今、開花しようとしている。

研修事業を考えているんです
実はリバネスでは、色々な組織へ向けた研修事業を行なっている。元々実験教室の講師やアシスタントを担う理系インターンシップ学生のトレーニング用に開発した研修が、大学や研究組織のスタッフ育成に使われているのだ。最も歴史が長いのがライティング研修。中高生向けサイエンス冊子someoneをスタートさせた2006年以来、理系の研究者がサイエンスをわかりやすく文字で伝えるというトレーニングを行い、実際に数百の記事を書いてきた経験がある。当時は今ほど研究者のアウトリーチが重要だと声を大にして言うような時期より少し前だったと思うが、リバネスではサイエンスをサイエンティストがわかりやすく書くという事について追求してきた。
この他にも、研究者のリーダーシップ研修といったものも構築し、実際に大学や研究組織で新しいプロジェクトを研究者自らが立ち上げるという部分にしっかりと役に立つ研修を作り提供してきた。
時代は待ってはくれない

リバネスが行なうべきは社是にある「科学技術の発展」(と、地球貢献を実現する)だ。この科学技術の発展にはサイエンティストが欠かせない。彼らを見つめ、向き合い、その時代に必要なスキルセットとは何かをもっと未来の視点から分析するのだ。
将来的に日本は、世界はどうなって行くのか。
我々サイエンティストが果たすことのできる役割はなんだろう。その役割に必要なスキルセットは?時代の進む速度は加速度的に早くなっている。ましてや大学以前の教育課程ではこれから電子教科書化が進み、授業はネット上にシェアされ、得られる情報は僕らが小さな頃に想像もしなかった位に膨大になっていくのだ。
リバネスでは、小中高の教育事業をカバーし、理系学生のスキルアップに貢献するという系がある。これをそのまま生かし、時代の一歩先を行くサイエンティスト向けのリバネスらしい研修を確立していきたいと磯貝は話す。
いつか大学で研修の講座持ちたいんですよ。

時代の最先端を行き、それを噛み砕いて伝えていく。10年前に子どもたち向けに考えていたコンセプトは、今のサイエンティストにも当てはまるのだろう。現場にいる人が最先端をキャッチアップするのはものすごく労力がかかる。それを知っている我々が、最先端と現場をつないでいくという位置でサポートしていくのだ。
「これによってサイエンティストに時間ができます。出来た時間が大きければ大きいほど、イノベーションが起きる確率はあがっていくんです。そういう科学技術の発展への貢献をやっていきたいですね。」
磯貝2012年の抱負はこちら

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磯貝へのメッセージはこちら
磯貝に会いたい!という人からのメッセージお待ちしております。磯貝里子プロフィール
- 博士(生命科学)
- 東洋大学大学院生命科学研究科 修了
- 専門:植物細胞工学、天然化合物
【資格】
- 上級バイオ技術者
- サイエンスブリッジコミュニケーター
【研究実績】
論文発表Satoko Isogai, Kaori Touno and Koichiro Shimomura.Gibberellic acid improved shoot multiplication in Cephaelis ipecacuanha. In Vitro Cellular and Developmental Biology – Plant 44(3):219-220. 2008
【興味のある分野】
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